画面のURLとURLパラメータ

Salesforceは、URLとそのパラメータを指定するだけで、様々な画面を表示できます。
今回は代表的な画面のURLとそのパラメータをご紹介します。

○ベースURL
ベースとなるURLは、インスタンス毎に決まっており、↓のようになります。
https://<インスタンス名>.salesforce.com

以降のURLでは、ベースURLは省略して表記します。
例)/home/home.jsp ⇒ https://na7.salesforce.com/home/home.jsp

○代表的な画面のURL


画面 URL
ホーム /home/home.jsp
すべてのタブ画面 /home/showAllTabs.jsp
高度な検索画面 /search/AdvancedSearch
設定画面 /ui/setup/Setup
システムログ画面 /_ui/common/apex/debug/ApexCSIPage
ヘルプ画面 /help/doc/user_ed.jsp
タブ画面 /<オブジェクトPrefix>/o (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.Tab) でURL作成可)
新規画面 /<オブジェクトPrefix>/e (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.New) でURL作成可)
詳細画面 /<レコードID> (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.View, <レコードID>) でURL作成可)
編集画面 /<レコードID>/e (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.Edit, <レコードID>) でURL作成可)
Visualforceページ /apex/<Visualforceページ名>
ファイルダウンロード画面 https://c.<インスタンス名>.content.force.com/servlet/servlet.FileDownload?file=<ファイルID>

○オブジェクトPrefix

各オブジェクトにはPrefixが割り当てられています。
標準オブジェクトは予め決まったPrefixが割り当てられています。
カスタムオブジェクトは作成時に任意の3桁のPrefixが割り当てられます。
割り当てられたPrefixは、Force.com IDEのスキーマブラウザで確認することができます。

オブジェクト名 オブジェクトPrefix
ユーザ 005
リード 00Q
取引先 001
取引先責任者 003
商談 006
契約 800
ケース 500
ソリューション 501
レポート 00O(ゼロゼロオー)
ダッシュボード 01Z
ドキュメント 015

○URLパラメータ

URLパラメータは多数ありますが、利用する場面が多そうなものを↓に記載します。

1. 全般

URLパラメータ 意味
retURL 遷移元画面のURL
isdtp デスクトップモード vw、mnなどを指定すると、ヘッダー、サイドバーが非表示になる。ビュー画面やレポート画面で使用可能。

2. 新規・編集画面

URLパラメータ 意味
cancelURL キャンセル時に遷移するURL
saveURL 保存時に遷移するURL
標準項目ラベル(※1) デフォルト値 値を指定 例)acc9=Hot
カスタム項目ラベル(※2) デフォルト値 値を指定 例)00NA0000009ZZZZ=Hoge
標準項目ラベル+_lkid(※3) 標準項目の参照先レコードIDのデフォルト値 レコードIDを指定 例)acc3_lkid=001A000000i1zzz
カスタム項目ラベル+_lkid(※4) カスタム項目の参照先レコードIDのデフォルト値 レコードIDを指定 例)CF00NA0000009YYYY_lkid=001A000000i1yyy

※1 標準項目ラベルは、lea9:リード.携帯、acc2:取引先名のように、あらかじめ決められているラベルを指定します(新規・編集画面のHTMLソースで確認可能)。

※2 カスタム項目ラベルは、項目の設定画面のURLに表示される項目IDを指定します。参照項目の場合は、CF+項目IDを指定します。

※3 標準項目ラベルと同時に指定します。

※4 カスタム項目ラベルと同時に指定します。

3. リストビュー

拡張リストビューは、「設定」→「カスタマイズ」→「ユーザインタフェース」で、「拡張リストを有効化」または「リストビューでのドラッグアンドドロップスケジュール設定を有効化」にチェックが入っている場合に表示されます。画面下部に、ページングの表示があるビューは、拡張リストビューです。

URLパラメータ 意味
fcf ビューID
page 表示するページ番号
rowsperpage(リストビューのみ) 1ページに表示する行数
lsi(リストビューのみ) ソート列番号 2:2列目で昇順ソート、-2:2列目で降順ソート
lsc(リストビューのみ) 頭文字(A,B,・・・Z,ア,カ・・と表示されている部分) -1:すべて、2:C、26:ア
rolodexIndex(拡張リストビューのみ) 頭文字(A,B,・・・Z,ア,カ・・と表示されている部分) -1:すべて、2:C、26:ア
lsr(リストビューのみ) 表示開始行番号
rlid(リストビューのみ) 関連リスト名 標準オブジェクト:RelatedContactList、RelatedOpportunityListなど
カスタムオブジェクト:主従/参照項目のID(※5)

※5 rlid=RelatedOpportunityList&id=<親レコードのID>のように指定すると、親レコードの関連リストが表示されます。

4. レポート

URLパラメータ 意味
break[n](nは番号) 集計項目 項目名を指定 例)break0=OWNER
colDt_c 期間条件-日付項目 項目名を指定 例)colDt_c=DUE_DATE
colDt_q 期間条件-範囲 curfy:当会計年度、current:当会計四半期、cury:本年、currentq:当四半期、thismonth:今月、thisweek:今週、today:今日、last7:過去7日間。custom:カスタム など
sdate 期間条件-開始 yyyy/MM/dd
edate 期間条件-終了 yyyy/MM/dd
scope 表示スコープ user:私の○○○、team:私のチームの○○○、organization:すべての○○○
pc[n](nは番号) 条件-項目 項目名を指定 例)pc0=LAST_ACTIVITY
pn[n](nは番号) 条件-条件 eq:次の文字列と一致する、ne:次の文字列と一致しない、lt:<、gt:>、le:<=、ge:>=、co:次の文字列を含む、nc:次の文字列を含まない、sw:次の文字列で始まる、in:次の値を含む、ex:次の値を含まない
pv[n](nは番号) 条件-値
details 詳細表示 yes:表示、no:非表示
sort ソート項目 項目名を指定 例)sort=ACCOUNT.NAME

5. ログイン画面

例えば、↓のURLにアクセスすると、自動的にログインし、レポートタブ画面を表示します(%2Fは「/」をURLエンコードしたもの)。
https://login.salesforce.com/?un=hoge@gmail.com&pw=hoge1234&startURL=%2F00O%2Fo
ユーザ名とパスワードが知られても問題ない場合は便利です。

URLパラメータ 意味
un ユーザ名
pw パスワード
startURL ログイン成功時に遷移するURL
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