Spring '11のリリースが迫ってきました。
日本のユーザが利用するAP0インスタンスでは、日本時間で2月13日(日) 午前3時~8時にリリースされます。例によって、インスタンスごとにリリース日時は違いますので、AP0インスタンス以外のリリース日時は、ここで確認してください。
リリースノートはこちら
というわけで、今日はガバナ制限の緩和以外で、Spring '11の気になった機能をご紹介。
条件ベースの共有ルール
共有ルールに、オブジェクトの項目値の条件を指定することが可能になります。
この機能によって、例えば、選択リストで「Hoge」が選択されたレコードのみ、「Foo」ロールに共有する、といったことが可能になります。
今までは、この手の要件はApexで開発するしかなかったので、嬉しい機能ですね。
Google Chromeサポート
Google Chromeが公式にサポートされます。
Visualforce関連
・Dynamic Binding
↓のような、動的なバインディングが可能になります。
・インライン編集
インライン編集が可能なフィールドを開発可能になります。
トランスレーションワークベンチ インポート/エクスポート
トランスレーションワークベンチで、インポート/エクスポートが可能になります
トランスレーションワークベンチは、動作が重かったので、これで快適に翻訳作業ができるようになります。
Scatter Chart
レポートで、新しいグラフ形式として、「散布図」が選択可能になります。
Chatter関連
・ダッシュボードがChatterに対応
ダッシュボードにもChatter投稿できるようになります。
また、ダッシュボードのスナップショットを投稿できるようになります。
・Chatterトリガ
Chatter投稿時に起動するトリガを開発できるようになります。
電子メールアラートの制限導入
最後に残念なニュース。ワークフローや承認プロセスで送信する電子メールアラートは、これまで送信数の制限が設けられていませんでしたが、悪用を防ぐために、Spring '11から、1日の送信数に制限が設けられます。制限は↓の通り。
・1000通/ユーザ・日
・200万通/組織・日