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2015年12月21日 (月)

HerokuPrivateSpacesの使い方は紹介しないとまずいよね

はい、どうも。 最近、薄めの内容でブログを更新しております、おっぴーです。

カレンダーを見るともう12月なので、わたくしの更新は今年は最後ですね。

ということで、個人的には今年一番おおきなHerokuのアップデートであったとおもわれるPrivateSpacesのご紹介をしたいと思います。

今日は簡単に利用方法についてのご紹介です。 ということで、大事なことは3行で。

  • HerokuSpacesはToolbeltでもDashBoardでも簡単に作成できる
  • もともとSpaceの外側で作成していたアプリはforkを利用してもRegionを移動できない
  • Space内に作成したアプリはforkを利用してもSpaceの外のRegionに移動できない

使い方はのチュートリアルは、このページで紹介されています。

HerokuToolbletでも、HerokuDashBoradでも簡単にPrivate Spacesの機能が利用できることがわかります。 今回はDashBoardからのPrivateSpaceをつくってみましょう。

まずは、画面上部のSpaceを押してSpaceを作成します。

Private_space1

今回は「herok-test-space」という名前で、TokyoRegionのPrivateSpaceを作成します。

Private_space2

作成には7、8分程度かかります。画面に表示されるアドバイスのとおり、コーヒーでも飲みに行きましょう。

Private_space3

作成が完了すると、Spaceの一覧表示に、「herok-test-space」という名前のSpaceが表示されます。

Private_space4

さて、表示されたSpaceを押してみましょう。

Private_space5_2

そうすると、Space内にアプリケーションを作成する画面が表示されます。 アプリケーションを作成するSpaceを選択し、アプリケーションを入力して「Create App」を押下します。

Private_space6

以上で作成した「heroku-test-space」というSpaceの中に、「heroku-blog-test」というアプリケーションを作成できました。

さて、この次は、アプリケーションを作成して、deployをします。

今回、rails4系のアプリをHerokuのdevcenterで紹介されている手順でdeployしようとしたところ、

Push rejected, Region amazon-web-services::ap-northeast-1 is not supported on this plan

というエラーが発生し、デプロイができませんでした。 (原因調査まではしておりません。。。)

ということで、上記でご紹介したチュートリアルのビデオで紹介している、 Node.jsのアプリをデプロイしてみました。


## まずはgit cloneし、アプリケーションのディレクトリへ移動
git clone https://github.com/heroku/quick-fix.git
cd quick-fix
## 上記で作成したアプリのリポジトリをリモート情報に追加
heroku git:remote -a heroku-blog-test
## herokuにdeploy
git push heroku master

以上で、PrivateSpaceに作成したアプリケーションへのデプロイが完了しました。

ちなみに、Space内のアプリケーションは、HerokuToolbeltから作成可能です。


## アプリケーションの作成(--spaceで作成対象のSpaceを指定)
heroku create アプリケーション名 --space スペース名

ただし、チュートリアルのページで紹介されているSpaceの作成コマンドは、現時点(2015/12/20現在)で入力してもエラーになりました。 Heroku Toolbeltのバージョンが3.42.25で、おそらく最新のはずですなのですが、まだ利用できないようです。

また、作成したアプリケーションのRegion移動は簡単ではありません。 Herokuでは、通常、アプリケーションはforkというコマンド実行すると、環境すべてコピーすることできます。

しかしながら、Space外のアプリケーションを新たに作成したSpace内にforkすること、その逆にSpace内に作成したアプリを別のRegionにforkすること、の両方ができませんでした。 たとえば、アプリケーションをSpace外に作成し、regionにtokyoを指定してforkしようとすると


heroku fork --from Space外のアプリケーション --to 移動先でのアプリケーション名  --region tokyo
## 下記のエラーが出力
Apps outside spaces are not supported in this region.

上記のエラーが出力されます。 ようするに、TokyoRegionはSpace外にアプリケーションを作成できませんよ、というエラーになります。 それでは、forkコマンドでspaceを指定できるか、と試してみました。


heroku fork --from Space外のアプリケーション --to 移動先でのアプリケーション名  --space heroku-blog-test
## 下記のエラーが出力
Unexpected flag: --space

ようするに、forkコマンドはspaceなどというオプションには対応していないよ、というエラーになります。

さて、今度はSpace内にあるアプリケーションを元からあるUS Regionに指定してみましょう。


heroku fork --from Space内のアプリケーション --to 移動先でのアプリケーション名  --region us
## 下記のエラーが出力
Slug not compatible with space

ということで、Slugのspace間移動ができないようになっているようです。

以上にように、Space間の移動は単純にできないため、既存のアプリケーションをSpace内に移動する、ということを考えた場合は、forkコマンドが利用できず、アプリケーションを作成してpushするという流れが必要になるようです。

ちなみに、Rails4がdeployできなかった原因調査について、「いやいや、うごいたよ」という方がいらっしゃったら教えて下さい。

ではでは、少々、早いですがみなさま、良いお年を。


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