MESHとIFTTTを組み合わせて30分お手軽IoTクッキング
こんにちは。IoTチームエンジニアの小川(mitsuruog)です。フレクトには5月からお世話になってます。
先日、出社するとこんなものが・・・
そう、SONYが開発した電子ブロック「MESH」です。
MESHには加速度、スイッチ、LED、GPIOの4種のセンサーモジュールと、iPad上でこれらのモジュールを簡単に接続できるアプリのがセットになっています。
MESHのモジュールとアプリはBluetoothで相互接続されます。
今まで、IoTのプロトタイプを作成する際は、いちいちデバイスを準備したり、回路を設計したりする手間がありましたが、MESHをレゴブロックのように組み合わせることで、簡単なIoTのプロトタイプを作成することができます。
こ、これは!素晴らしい未来が待っているかもしれません!!
動かしてみる
早速ですが、MESHの加速度センサーモジュールを入り口のドアノブに取り付けて、ドアが開いた瞬間に少し離れたところにあるiPadにて入ってきた人を撮影できるか試してみした。
MESHセンサーはドアノブに対して少し斜めに取り付けるのがミソです。
撮影はドアから2mほど離れた場所で行いました。
MESHのアプリキャンバスはこちらです。
非常にシンプルですね。
では、実験開始。
ガチャ(ドアが開く音)
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(しばしの沈黙)
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カシャ(シャッター音)
現状、MESHからデバイスのカメラを起動させて、写真を撮るまでは少しタイムラグがあるようです。
(ということで・・・社員の方には、ドアの前で少し待機するように指示)
タイミング調整はこれでばっちりです。
繋げてみる
MESHにて来訪者を撮影することができましたので、これをクラウドサービスに連携してみましょう。
ここはIFTTTを利用します。IFTTTはデバイスやクラウドサービス同士を簡単に連携することができるWebサービスです。
ここでは、シンプルにiPad上に新しい写真が撮られたら、SalesforceのChatter上にある、特定のグループに誰かが入ってきたことをFeed投稿します。
全体的なシステム構成は次の通りです。
完成!!
では、実際にChatterのFeed投稿されるか試してみます。
無事、ChatterにFeed投稿されました!
(実際には、IFTTTの連携にタイムラグがあるので、リアルタイムではないです。)
まとめ
最近、MESHなど簡単にプロトタイプできるデバイスが登場してきたことで、フィジカル(物理)とデジタルを繋ぐ敷居が下がってきたように感じます。
アイデア出しからプロトタイプ作成まで、正味30分。
昼休みの時間にこれだけの遊べるものができるのは嬉しいです。
MESHはまだまだできることが少ないのが現状ですが、将来のロードマップを見ると、WebAPIや他のデバイスとの連携についも視野に入れているようです。
WebAPIと連携するようになると、かなりできることが増えそうで楽しみです。
フレクトではIoTのプロトタイプやなどやってますのでお気軽にお問い合わせください。
ではではー。