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2011年7月に作成された記事

2011年7月31日 (日)

画面のURLとURLパラメータ

Salesforceは、URLとそのパラメータを指定するだけで、様々な画面を表示できます。
今回は代表的な画面のURLとそのパラメータをご紹介します。

○ベースURL
ベースとなるURLは、インスタンス毎に決まっており、↓のようになります。
https://<インスタンス名>.salesforce.com

以降のURLでは、ベースURLは省略して表記します。
例)/home/home.jsp ⇒ https://na7.salesforce.com/home/home.jsp

○代表的な画面のURL


画面 URL
ホーム /home/home.jsp
すべてのタブ画面 /home/showAllTabs.jsp
高度な検索画面 /search/AdvancedSearch
設定画面 /ui/setup/Setup
システムログ画面 /_ui/common/apex/debug/ApexCSIPage
ヘルプ画面 /help/doc/user_ed.jsp
タブ画面 /<オブジェクトPrefix>/o (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.Tab) でURL作成可)
新規画面 /<オブジェクトPrefix>/e (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.New) でURL作成可)
詳細画面 /<レコードID> (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.View, <レコードID>) でURL作成可)
編集画面 /<レコードID>/e (URLFOR($Action.<オブジェクト名>.Edit, <レコードID>) でURL作成可)
Visualforceページ /apex/<Visualforceページ名>
ファイルダウンロード画面 https://c.<インスタンス名>.content.force.com/servlet/servlet.FileDownload?file=<ファイルID>

○オブジェクトPrefix

各オブジェクトにはPrefixが割り当てられています。
標準オブジェクトは予め決まったPrefixが割り当てられています。
カスタムオブジェクトは作成時に任意の3桁のPrefixが割り当てられます。
割り当てられたPrefixは、Force.com IDEのスキーマブラウザで確認することができます。

オブジェクト名 オブジェクトPrefix
ユーザ 005
リード 00Q
取引先 001
取引先責任者 003
商談 006
契約 800
ケース 500
ソリューション 501
レポート 00O(ゼロゼロオー)
ダッシュボード 01Z
ドキュメント 015

○URLパラメータ

URLパラメータは多数ありますが、利用する場面が多そうなものを↓に記載します。

1. 全般

URLパラメータ 意味
retURL 遷移元画面のURL
isdtp デスクトップモード vw、mnなどを指定すると、ヘッダー、サイドバーが非表示になる。ビュー画面やレポート画面で使用可能。

2. 新規・編集画面

URLパラメータ 意味
cancelURL キャンセル時に遷移するURL
saveURL 保存時に遷移するURL
標準項目ラベル(※1) デフォルト値 値を指定 例)acc9=Hot
カスタム項目ラベル(※2) デフォルト値 値を指定 例)00NA0000009ZZZZ=Hoge
標準項目ラベル+_lkid(※3) 標準項目の参照先レコードIDのデフォルト値 レコードIDを指定 例)acc3_lkid=001A000000i1zzz
カスタム項目ラベル+_lkid(※4) カスタム項目の参照先レコードIDのデフォルト値 レコードIDを指定 例)CF00NA0000009YYYY_lkid=001A000000i1yyy

※1 標準項目ラベルは、lea9:リード.携帯、acc2:取引先名のように、あらかじめ決められているラベルを指定します(新規・編集画面のHTMLソースで確認可能)。

※2 カスタム項目ラベルは、項目の設定画面のURLに表示される項目IDを指定します。参照項目の場合は、CF+項目IDを指定します。

※3 標準項目ラベルと同時に指定します。

※4 カスタム項目ラベルと同時に指定します。

3. リストビュー

拡張リストビューは、「設定」→「カスタマイズ」→「ユーザインタフェース」で、「拡張リストを有効化」または「リストビューでのドラッグアンドドロップスケジュール設定を有効化」にチェックが入っている場合に表示されます。画面下部に、ページングの表示があるビューは、拡張リストビューです。

URLパラメータ 意味
fcf ビューID
page 表示するページ番号
rowsperpage(リストビューのみ) 1ページに表示する行数
lsi(リストビューのみ) ソート列番号 2:2列目で昇順ソート、-2:2列目で降順ソート
lsc(リストビューのみ) 頭文字(A,B,・・・Z,ア,カ・・と表示されている部分) -1:すべて、2:C、26:ア
rolodexIndex(拡張リストビューのみ) 頭文字(A,B,・・・Z,ア,カ・・と表示されている部分) -1:すべて、2:C、26:ア
lsr(リストビューのみ) 表示開始行番号
rlid(リストビューのみ) 関連リスト名 標準オブジェクト:RelatedContactList、RelatedOpportunityListなど
カスタムオブジェクト:主従/参照項目のID(※5)

※5 rlid=RelatedOpportunityList&id=<親レコードのID>のように指定すると、親レコードの関連リストが表示されます。

4. レポート

URLパラメータ 意味
break[n](nは番号) 集計項目 項目名を指定 例)break0=OWNER
colDt_c 期間条件-日付項目 項目名を指定 例)colDt_c=DUE_DATE
colDt_q 期間条件-範囲 curfy:当会計年度、current:当会計四半期、cury:本年、currentq:当四半期、thismonth:今月、thisweek:今週、today:今日、last7:過去7日間。custom:カスタム など
sdate 期間条件-開始 yyyy/MM/dd
edate 期間条件-終了 yyyy/MM/dd
scope 表示スコープ user:私の○○○、team:私のチームの○○○、organization:すべての○○○
pc[n](nは番号) 条件-項目 項目名を指定 例)pc0=LAST_ACTIVITY
pn[n](nは番号) 条件-条件 eq:次の文字列と一致する、ne:次の文字列と一致しない、lt:<、gt:>、le:<=、ge:>=、co:次の文字列を含む、nc:次の文字列を含まない、sw:次の文字列で始まる、in:次の値を含む、ex:次の値を含まない
pv[n](nは番号) 条件-値
details 詳細表示 yes:表示、no:非表示
sort ソート項目 項目名を指定 例)sort=ACCOUNT.NAME

5. ログイン画面

例えば、↓のURLにアクセスすると、自動的にログインし、レポートタブ画面を表示します(%2Fは「/」をURLエンコードしたもの)。
https://login.salesforce.com/?un=hoge@gmail.com&pw=hoge1234&startURL=%2F00O%2Fo
ユーザ名とパスワードが知られても問題ない場合は便利です。

URLパラメータ 意味
un ユーザ名
pw パスワード
startURL ログイン成功時に遷移するURL

2011年7月20日 (水)

ポータルのログイン画面のデザインを変更するには?

パートナーポータル/カスタマーポータルのログイン画面は、↓のようにとてもシンプルな表示となっています。

20110720_1

そのままだとちょっと寂しいので、ポータルを導入するお客様からは、ログイン画面のデザインをカスタマイズしたいという要望が多く聞かれます。

ポータルの標準設定では、ログイン画面に画像を表示することぐらいしかできないのですが、
ポータルとForce.com Sitesを関連付けることで、Force.com Sitesに配置したログイン画面からポータルにログインすることが可能になります
以下では、その手順を紹介します。

○ポータルとForce.com Sitesの関連付けの手順

・「設定」→「アプリケーションの設定」→「開発」→「サイト」で、新規にサイトを作成し、有効化します。作成の際、「有効なサイトのホームページ」を「SiteLogin」に設定します。

20110720_2

・作成したサイトの詳細画面で、「ログイン設定」を押下し、「ログイン有効化対象」で、サイトからログインするポータルを選択します。

20110720_3

・「SiteLogin」ページのコントローラである「SiteLoginController」のloginメソッドを、以下のように修正し、サイトのログイン成功時に、ポータルのホーム画面に遷移するようにします(/home/home.jsp がポータルのホーム画面のURLです)。

global PageReference login() {
  return Site.login(username, password, '/home/home.jsp');
}

これで、作成したサイトの「デフォルトWebアドレス」にアクセスすると、「SiteLogin」ページが表示され、「SiteLogin」ページから、ポータルにログインできるようになります。

デフォルトの「SiteLogin」ページは↓のようなデザインになっていますので、あとは「SiteLogin」ページを編集して、デザインを変更して使用します。

20110720_4

2011年7月 4日 (月)

Salesforceの開発で使うリファレンスと早見表

Salesforceの開発でよく利用しているリファレンス早見表をまとめてみました。基本的に英語ですが、一部日本語に翻訳されているものもあります。

すぐ使えるように右側のサイドバーにも記載しておきますので、開発で困った時に参照して下さい。

■Developer's Guide(リファレンス)
・Apex  HTML | PDF | 日本語PDF | ガバナ制限
・Visualforce  HTML | PDF
・Web Services API  HTML | PDF | 日本語PDF
・Bulk API  HTML | PDF
・REST API  HTML | PDF | 日本語PDF
・Metadata API  HTML | PDF
・Migration Tool  HTML | PDF
・AJAX Toolkit  HTML | PDF
・Data Loader PDF | 日本語PDF

■早見表 (日本語)
数式
Apex
Visualforce
Web Services API
Chatter

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・AJAX Toolkit  HTML | PDF
・Data Loader PDF | 日本語PDF

■早見表 (日本語)
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