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2013年4月に作成された記事

2013年4月23日 (火)

コンテンツ配信

Salesforceには、ファイルを共有する機能がいくつかありますが、その中でも、コンテンツ配信はファイル共有の方法を細かく制御することができるため、知っていると何かと便利です。

また、メモ&添付ファイルやドキュメントでは、Salesforce内でしかファイル共有できませんが、コンテンツ配信機能を使うと、Salesforceのアカウントを持たない人にもファイルを共有できます

Chatterファイルでもできるのですが、Chatterファイルに比べて、コンテンツ配信機能では、↓のようなこともできるようになっています。

・閲覧者にファイルのダウンロードを許可するのか、オンライン表示だけを許可するのかを制御できる(ファイルの内容は見せたいけど、ファイルは渡したくない場合に便利)
・有効期限を設定できる
・パスワードを設定できる
・コンテンツが参照/ダウンロードされた回数を追跡できる

手軽にファイル共有するならChatterファイル、ファイル共有の方法を細かく制御する必要がある場合はコンテンツ配信と、使い分けるとよいでしょう。

○使用方法

1. [設定] → [アプリケーションの設定] → [カスタマイズ] → [コンテンツ配信] → [設定] で、「コンテンツ配信を有効化」をONにします。

20130423_1_2

2. コンテンツ配信をしたいオブジェクトのページレイアウトで、関連リストに「関連コンテンツ」を追加します。

 ※「関連コンテンツ」の『コンテンツの検索』または『すべての検索』で、登録済のコンテンツを検索して、レコードに関連付けることができます。

20130423_2

20130423_3

3. 「関連コンテンツ」の『コンテンツの配信』をクリックして、新しいコンテンツ配信を作成します。

  ライブラリから検索して、既に作成したコンテンツを選択する方法と、
  ローカルのファイルをアップロードして、新規コンテンツを作成する方法があります。

20130423_4

4. 配信するコンテンツを選択したら、コンテンツ配信の設定を行います。下記の項目を設定できます。

配信方法
  ・受信者にブラウザでの参照を許可
  ・受信者に ○○での参照を許可(※ ○○はxlsなど)
  ・受信者に PDF形式での参照を許可

配信の設定
  ・最初に参照またはダウンロードされたら私に通知
  ・コンテンツに対するアクセス権を削除(有効期限
  ・コンテンツへのアクセスにパスワードが必要(パスワード有無

20130423_5

5. 設定を保存したら、配信作成完了です。
  配信用のリンクとパスワードが表示されるので、それをメールに貼って配信の通知をします。

20130423_6

  配信後は、↓の配信設定画面で設定変更できます。参照/ダウンロードの状況も確認できます。

20130423_7

  「最初に参照またはダウンロードされたら私に通知」を設定していると、↓の通知が自分宛に届きます。

20130423_8

2013年4月 4日 (木)

リリースの監視

Force.com IDEから組織にメタデータ/ソースコードをリリースするとき、実行されるテストコードが多いと結構時間がかかります。IDE上では、リリースの進捗状況やエラーの発生状況は表示されないので、いつリリースが終わるのか、エラーが発生しているのかが分からず、不安になります。

また、リリースが完了してから、Force.com IDEに結果が表示されるまでにはタイムラグがあるので(大体数分ですが、遅いときは数十分かかることもあります。ちなみに、タイムラグはメタデータAPIが非同期であるために発生します。)、IDEの画面だけを見ていると、実はリリースがもう終わってることに気が付かなかったりします。

こんなことを防ぐために、セールスフォースにはリリースの監視機能があります。リリースの監視機能によって、リリースの進捗状況とエラーの発生状況を把握でき、あとどのくらいでリリースが完了するのかを大体予測することができます。

使い方は、リリースをしている最中に、

[設定] → [アプリケーションの設定] → [リリース] → [リリースの監視]

を見るだけです。

↓のように、「処理中のリリース」「完了したリリース」が表示されます。
※但し、完了したリリースでも7日間経つと表示されなくなります。

20130404_1

リリースの監視で表示される情報の意味を記載しておきます。

・状況

説明
キュー 待ち状態
処理中 メタデータ/ソースコードのチェック処理中
テスト実行中 テスト実行中(現在実行中のテストメソッドが表示される)
完了 リリース正常終了 (但し、テストのカバレッジ75%未満だとリリース失敗するので注意!
エラーで完了 リリース異常終了 (チェック処理エラー または テスト失敗)

・コンポーネント
 リリースするメタデータ/ソースコードの数

・テスト
 テストの進捗状況とエラー発生状況
 テスト完了数/テスト総数 (エラー発生件数) で表示
 リリースに要する時間のほとんどはテストの時間なので、テストの進捗状況から
 リリースにあとどのくらい時間がかかるかを予測することができます。

リリースの監視では、エラーが発生してもエラーの内容までは教えてくれないのがちょっと残念なところです。エラーの内容を知るには、IDEのリリースが完了するのを待つ必要があります。この辺りは今後の改善を期待したいところです。

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