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2013年4月 4日 (木)

リリースの監視

Force.com IDEから組織にメタデータ/ソースコードをリリースするとき、実行されるテストコードが多いと結構時間がかかります。IDE上では、リリースの進捗状況やエラーの発生状況は表示されないので、いつリリースが終わるのか、エラーが発生しているのかが分からず、不安になります。

また、リリースが完了してから、Force.com IDEに結果が表示されるまでにはタイムラグがあるので(大体数分ですが、遅いときは数十分かかることもあります。ちなみに、タイムラグはメタデータAPIが非同期であるために発生します。)、IDEの画面だけを見ていると、実はリリースがもう終わってることに気が付かなかったりします。

こんなことを防ぐために、セールスフォースにはリリースの監視機能があります。リリースの監視機能によって、リリースの進捗状況とエラーの発生状況を把握でき、あとどのくらいでリリースが完了するのかを大体予測することができます。

使い方は、リリースをしている最中に、

[設定] → [アプリケーションの設定] → [リリース] → [リリースの監視]

を見るだけです。

↓のように、「処理中のリリース」「完了したリリース」が表示されます。
※但し、完了したリリースでも7日間経つと表示されなくなります。

20130404_1

リリースの監視で表示される情報の意味を記載しておきます。

・状況

説明
キュー 待ち状態
処理中 メタデータ/ソースコードのチェック処理中
テスト実行中 テスト実行中(現在実行中のテストメソッドが表示される)
完了 リリース正常終了 (但し、テストのカバレッジ75%未満だとリリース失敗するので注意!
エラーで完了 リリース異常終了 (チェック処理エラー または テスト失敗)

・コンポーネント
 リリースするメタデータ/ソースコードの数

・テスト
 テストの進捗状況とエラー発生状況
 テスト完了数/テスト総数 (エラー発生件数) で表示
 リリースに要する時間のほとんどはテストの時間なので、テストの進捗状況から
 リリースにあとどのくらい時間がかかるかを予測することができます。

リリースの監視では、エラーが発生してもエラーの内容までは教えてくれないのがちょっと残念なところです。エラーの内容を知るには、IDEのリリースが完了するのを待つ必要があります。この辺りは今後の改善を期待したいところです。

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