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2014年5月22日 (木)

Salesforce1 Webinar セキュリティ&プッシュ通知編

こころです。

5/14にSalesforce1 Platformモバイル開発TipsWebinar 〜セキュリティ及びプッシュ通知編 〜 Webinarがありました。資料録画が公開されていますので詳しくはそちらをご覧ください。気づいた点をまとめてみました。


YouTube: Salesforce1 Platformモバイル開発Tips Webinar 〜セキュリティ及びプッシュ通知 編 〜

1.Salesforce1のpush通知とセキュリティ(標準機能設定)
2.モバイルSDKのプッシュ通知とセキュリティ(開発者向け)
という構成です。

1.Salesforce1のpush通知とセキュリティ
iPhoneアプリのバージョンは5.2 以降なので、試す場合はiPhoneの方はSalesforce1アプリを最新にアップデートしてください。

<PUSH>
TodoがPush通知できる(アプリからユーザの好きなタイミングで設定)
※ユーザーがが自分自身宛に作成したTodoはPushされないので注意
Apexで作成したTaskについてもPush通知できる。
Task pushtask = new Task(
                               OwnerId = <通知相手のUserId>,
                               WhatId   = <関連レコードのID>,
                               Subject   = <タイトル>, 
                               .....
                         );
insert pushtask;

<セキュリティ>

IP制限の緩和・・・リフレッシュトークンの有効期限の設定
トークンの強制失効を設定できる
高保証セッション=二要素認証
PIN保護(4桁以上)
ブランディング可能になったロゴ
など



2.モバイルSDKのプッシュ通知とセキュリティ
Pilot版で、Android向けとiOS向けが異なります。iOS向けは要iOSデベロッパー登録(有料)です
。(私はiPhoneユーザーなのでiPhoneで試してみました。Androidは割愛)

<Push通知について参考資料>

Salesforce Mobile Push Notifications
Implementation Guide

About Push Notifications

MobileSDKを使わずにSalesforceにアクセスするiPhoneアプリを作る【プッシュ通知編】

pom0325さんの記事で全く同じ事が詳しく紹介されています。



<PUSH>

Pushの仕組みはApple/Googleそれぞれ
Device Token(Androidの場合は Registration ID)を取得し、APN(Apple Push Notofication Service)とモバイルアプリ間で
トークンを受け渡してPush通知しています。

Appleの場合

1.証明書の作成(Wildcard AppIDは選択できない)

2.取得した証明書を、「 接続アプリケーション」>「モバイルアプリケーション設定」で登録

3.Push通知の実装

Messaging.PushNotification msg = new Messaging.PushNotification();
Map<String, Object> payload =
Messaging.PushNotificationPayload.apple( '<PUSHする内容>', '', null, null);

msg.setPayload(payload);
String userId1 = '<PUSHするユーザID>';
String userId2 = '';
.....

Set users = new Set();
users.add(userId1);
users.add(userId2);
.....

msg.send('<登録したアプリ名>', users);

※Badgeに表示される数値はPushする際に設定します。

<セキュリティ>

接続アプリケーションでできるセキュリティは設定はSalesforce1のセキュリティと同じ起動時にPIN保護の入力が求められるアプリが出来る(Mobile SDKのみ)
※設定後アプリケーションからログアウトし、再起動すると有効になる。

Androidの方はAndroid版で試してみてください。

Webinarまとめは以上です。

モバイルアプリ独特の機能であるPush通知とセキュリティについてフォーカスした内容でした。

セキュリティ権限設定が細かくできるのはSalesforce1アプリを個人の端末に入れて使用する場合などに色々なニーズに応えられるのではと思います。

Mobile SDKのPush通知についてはPilot版なので正式リリースされるか分かりませんが、設定手順が簡単になると嬉しいです。



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