Database.comを使ってみた
Dreamforce '11 でDatabase.comの正式サービス開始が発表されましたので、早速使ってみました。
○アカウントの取得方法
まず、ここにアクセスし、右上の「Signup」をクリック。
名前、メールアドレス、ユーザ名など入力し、「Sign Up」ボタンを押します。入力したメールアドレスに届いたメールのリンクを踏めば、ログインできます。
ログイン直後は、言語が英語になっています。言語を日本語にしたい場合は、左側のメニューの、「Personal Setup」→「My Personal Information」→「Personal Information」の「Edit」を押して、Languageで「日本語」を選んで下さい。
ログインしてお分かりの通り、Salesforce CRMと同じメニューが並んでいますね(もちろん、いくつかのメニューは無くなっていますが)。Database.comはSalesforce CRM、Force.comで使っているデータベース機能を提供するサービスなので、メニューも全く同じになっているんですね。
Salesforce CRMからCRM機能を除いたものがForce.com、Force.comのデータベース機能以外を削ぎ落としたものがDatabase.comというイメージです。
○利用できる機能
メニュー画面を見ると、利用できる機能が分かります。
・アプリケーションの設定メニュー
・管理者設定メニュー
利用できる機能は、
・オブジェクト(ユーザ、Chatter、カスタムオブジェクト)
・ワークフロー
・トリガ、Apex
・プロファイル、ロール、共有設定、項目アクセス許可
・開発者用サンドボックス
といったところです。
他のデータベースと比べて、きめ細やかな権限設定ができることや、簡単にワークフローが設定できることが大きな特徴です。
各メニューの使い方は、Salesforce CRM及びForce.comと同じなので、省略します。
○Force.comとDatabase.comの使い分け
Force.comとDatabase.comの使い分けは、以下のような感じかなあと思っています。
・Force.com
業務システムのプラットフォームとして使いたい場合
基本的にはデータベースとして使うが、バックエンド側のシステムとして、分析系の機能(レポート、ダッシュボード)やデータのメンテ画面も提供したい場合
・Database.com
システムの一部として、純粋にデータの箱として使いたい場合
○データ操作方法
Database.comには、データの作成、閲覧、編集、削除ができる画面は用意されていないので、データの操作は、Developerforceが提供しているWorkbenchを利用しましょう。Database.comにログインした状態で、「Login with Salesforce」ボタンを押すと、ログインできます。
○アクセス方法とToolkit
Database.comへは、お馴染みのForce.com APIの他、RESTful API、AOuthでアクセス可能です。既に、Java、Ruby、PHP、Android、iOSのToolkitが提供されているようです。このあたりの使い方については、いずれまた紹介したいと思います。
○価格体系
課金対象 | 無料となる範囲 | 追加料金 |
---|---|---|
標準ユーザ | 3ユーザまで | 10$/1ユーザ・月 |
ライトユーザ | なし | 10$/100ユーザ・月 |
レコード数 | 10万レコード | 10$/10万レコード |
トランザクション数 | 5万トランザクション | 10$/15万トランザクション |
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