カテゴリ「新機能」の記事

2011年10月11日 (火)

Winter '12 新機能 その2

前回に引き続いて、Winter '12の気になった機能をご紹介します。

○Chatter
Summer '10でのベータリリース後、凄い勢いで進化しているChatterですが、今回もリリースラッシュです。今回のリリースでかなり使いやすくなると思います。

1年前はオプション機能のような印象でしたが、もはや根幹を成す機能ですね。Salesforceを導入して、Chatterを使わないのは大分勿体無い気がします。

・メッセージ
 「Chatter」タブの「メッセージ」で、Chatterフィードに表示されない非公開メッセージを送信できるようになります。
 「非公開に質問をする」「機密事項について話す」「限定された数人とプロジェクトで作業する」などの用途で利用できます。

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・グループへの顧客参加
 Chatterグループに顧客を招待して直接やりとりを行えるようになります。顧客は招待したグループ以外にはアクセスできないので、組織の他の情報を見せずに、顧客と情報を共有することができます。

 顧客とのメッセージのやり取りの場所やファイル共有の場所を簡単に提供できるのは、とても便利だと思います。

 以下で、簡単に使い方を紹介します。

 まず、「設定」→「アプリケーションの設定」→「カスタマイズ」→「Chatter」→「設定」で、「顧客の招待を許可」をONにします。

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 次に、「グループ」タブで、顧客とやりとりをする専用のグループを作成します。「グループアクセス」を非公開、「顧客を許可」をONで作成します。

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 次に、作成したグループの画面の右下の「ユーザを招待する」をクリックします。

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 ↓の画面が表示されるので、顧客のメールアドレスと送信するメッセージを入力し、「送信」を押下します。

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 招待を送信すると、顧客には↓のメールが送信されます。顧客が「今すぐ参加(または招待のリンク)」をクリックすると、作成したグループにアクセスできるようになります。

・承認プロセスのサポート

 承認プロセスの承認/却下をChatter上で実施できるようになります。申請ってどんどん溜まって、月末にまとめて処理とかになりがちですが、Chatterだったら承認者もリアルタイムで見てくれそうだし、すぐに承認してくれそうな気がします。

以下で、簡単に使い方を紹介します。

 まず、「設定」→「アプリケーションの設定」→「カスタマイズ」→「Chatter」→「設定」で、「承認を許可」をONにします。

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 次に、「設定」→「アプリケーションの設定」→「作成」→「ワークフローと承認申請」→「テンプレートの投稿」で、Chatterに投稿するテンプレートを作成します。Chatterに投稿するオブジェクトの項目を4項目まで選択することができます。

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 最後に、承認プロセスの設定で、承認申請が割り当てられたことを通知するテンプレートとして、作成したChatter投稿テンプレートを選択すれば、設定完了です。

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 承認申請をすると、このようにChatterに申請が飛ぶようになります↓

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 「承認」を押下すると、↓のようになります。

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・リンクによるファイルの共有

 ファイルを投稿したフィードの「ファイルを共有」→「他の人とのリンク」を選択すると、↓の画面が表示されます。このリンクを相手に送信することにより、リンク経由でのファイル共有が可能になります。サイズが大きいファイルを送信したい場合などに便利です。

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・コメントでの[いいね!] リンクのサポート
 コメントでも「いいね!」が押せるようになります。

・Chatterフィードの並び替え
 ↓のように「投稿日」「投稿&コメント日」で並び替えが可能になります。

 今までは「投稿日」で並んでいて、大分前の投稿にコメントが付くと見逃しがちだったので、これは結構重要な機能です。

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・インラインでの情報の絞り込み
 ↓のように「人」「グループ」「ファイル」で絞り込むことが可能になります。

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・Chatterフィードの検索
 Chatterフィードも検索することが可能になります。

・Chatter Mobile(2012年リリース予定)
 モバイルデバイスからChatterが利用可能になります。

 利用可能にするには、「設定」→「管理者設定」→「モバイル管理」→「Chatter Mobile」→「設定」で、「Chatter Mobileを有効化」をONにし、承認済みデバイスを設定します。

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 上記設定をしておけば、下記のアプリでChatterが利用可能になります。

・iPad : 「Salesforce Chatter for iPad」
・iPhone : 「Salesforce Chatter」
・Android : 「Salesforce Chatter for Android」

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○ソーシャル取引先責任者
 Winter '12から、Facebook、Twitter、LinkedInのソーシャルデータを取引先責任者レコード上で参照して、顧客に関する情報をSalesforce上で把握できるようになります。

 利用可能にするには、「設定」→「個人設定」→「私のソーシャル取引先責任者」→「設定」で、「ソーシャル取引先責任者を使用」をONにし、利用したいSNSを設定します。

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 上記設定をすると、取引先責任者の詳細画面の上部にSNSのマークが表示されるようになります。初回は、SNSのマークをクリックすると、サインインを求められるので、自分のアカウントでサインインします。

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 サインイン後は、SNSのマークをクリックすると、Salesforce上に入力された情報を下にSNSを検索し、候補を表示してくれます。

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 候補を選択すると、↓のようにSNSの詳細情報が表示されるようになります。

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○モバイルダッシュボード
 iPad向けのダッシュボード閲覧機能です。

 利用可能にするには、「設定」→「管理者設定」→「モバイル管理」→「モバイルダッシュボード」→「設定」で、「すべてのユーザでモバイルダッシュボードiPadアプリケーションを有効化」をONにします。

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 上記設定をしておけば、「Salesforce Mobile Dashboards」でダッシュボードの閲覧が可能になります。画面イメージはこんな感じ↓

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○レポート

・クイック検索
 Winter '12から、レポートタブの画面がリニューアルされます。
 ↓のように、左側でレポートタイプを選択して、レポートの一覧を表示できるようになります。また、上部の検索窓でリアルタイム検索ができるようになります。

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・ユーザベースのカスタムレポート
↓のように、ユーザを起点とするカスタムレポートタイプが作成可能になります。
レポートにユーザ情報を表示したいニーズはこれまでも多かったので、嬉しい機能です。

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2011年10月 3日 (月)

Winter '12 新機能 その1

Winter'12のリリースまであと2週間ですね!

日本のユーザが利用するAP0インスタンスでは、日本時間で2011年10月16日(日) 午前2時~7時にリリースされます。例によって、インスタンスごとにリリース日時は違いますので、AP0インスタンス以外のリリース日時は、ここで確認してください。

リリースノートはこちら

Winter '12のメインは何と言ってもDatabase.comなのですが、今日はDatabase.com以外で、Winter '12の気になった機能をご紹介します。

○設定画面

設定画面が↓のように変わってました。

20111003_1

○スキーマビルダー(ベータ)

オブジェクト定義を↓のように、ER図に近い形で表示してくれる機能です。

20111003_2

できることは、

・表示するオブジェクトの選択
・オブジェクトの表示位置の調節
・項目名の表示方法(表示ラベル or API参照名)

と限られているのですが、ER図(正確にはER図ではないですが)を自動的に作成してくれるのはとても助かります。ER図のメンテナンスにかかる工数も馬鹿にならないですし、フォーマットにこだわらなければ、これで十分なような気もします。ただ、共有しやすいように、印刷 または ファイルでのダウンロードはできるようにして欲しいですね。今後の進化に期待です。

○権限セット

権限(オブジェクトへのアクセス権限、システム管理者権限、一般ユーザ権限など)をひとかたまりにして定義できる機能です。定義した権限セットを各ユーザに割り当てて、権限を付与します。各ユーザには複数の権限セットを割り当て可能です。

20111003_3

今まではプロファイルでしか権限を付与できませんでしたが、権限セットを併用することで、権限管理が柔軟に行えるようになります。

例えば、
・営業部
・経理部
・開発部
のプロファイルがあって、各部の部長にはさらにレポート作成の権限も付与したい場合、
これまでは、それぞれのプロファイルにレポート作成権限を付与した
・営業部部長
・経理部部長
・開発部部長
のプロファイルを作成する必要がありました。

権限セットの機能を利用すれば、レポート作成の権限をまとめた権限セットを作成し、
・営業部部長 ⇒ 営業部プロファイル + レポート作成権限セット
・経理部部長 ⇒ 経理部プロファイル + レポート作成権限セット
・開発部部長 ⇒ 開発部プロファイル + レポート作成権限セット
のように設定可能なので、少し違うだけのプロファイルを作成せずに済みます。

大きな組織にSalesforceを導入する場合、細かな権限の違いのためにプロファイル数が膨れ上がりがちでしたが、権限セットをうまく活用すると、権限がすっきり整理できそうですね。

○ダッシュボードフィルタ(パイロット)

ダッシュボードの閲覧者が指定できる絞込みの検索条件を設定しておける機能です。ダッシュボードを閲覧する人は、用意された絞込みの検索条件を選択リストから選んで、どのデータを表示するかを決めることができます。この機能により、データのサブセットごとにダッシュボードを作成する必要がなくなります。

20111003_4

便利な機能ですが、パイロット版のため、
・各ダッシュボードに設定できる検索条件は1つのみ
・検索条件に設定できるオプションは最大10個
などの制限があります。

正式リリース時には、利用しやすいように制限緩和して欲しいですね。

○ガバナ制限緩和(原文はこちら

Batch Apex、Futureメソッドのガバナ制限が以下のように緩和されます。
・SOQLクエリの発行可能数 100 ⇒ 200
・実行されるコードステートメント数 200,000 ⇒ 1,000,000
・合計ヒープサイズ 3MB ⇒ 12MB
  ※ 通常のApexも 3MB ⇒ 6MBに緩和

まだまだ気になる機能があるのですが、多くなってきたので今日は一旦この辺で。今回はかなり盛りだくさんですね!

2011年9月 5日 (月)

Database.comを使ってみた

Dreamforce '11Database.comの正式サービス開始が発表されましたので、早速使ってみました。

○アカウントの取得方法

まず、ここにアクセスし、右上の「Signup」をクリック。

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名前、メールアドレス、ユーザ名など入力し、「Sign Up」ボタンを押します。入力したメールアドレスに届いたメールのリンクを踏めば、ログインできます。

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ログイン直後は、言語が英語になっています。言語を日本語にしたい場合は、左側のメニューの、「Personal Setup」→「My Personal Information」→「Personal Information」の「Edit」を押して、Languageで「日本語」を選んで下さい。

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ログインしてお分かりの通り、Salesforce CRMと同じメニューが並んでいますね(もちろん、いくつかのメニューは無くなっていますが)。Database.comはSalesforce CRM、Force.comで使っているデータベース機能を提供するサービスなので、メニューも全く同じになっているんですね。

Salesforce CRMからCRM機能を除いたものがForce.com、Force.comのデータベース機能以外を削ぎ落としたものがDatabase.comというイメージです。

○利用できる機能

メニュー画面を見ると、利用できる機能が分かります。

・アプリケーションの設定メニュー

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・管理者設定メニュー

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利用できる機能は、
・オブジェクト(ユーザ、Chatter、カスタムオブジェクト)
・ワークフロー
・トリガ、Apex
・プロファイル、ロール、共有設定、項目アクセス許可
・開発者用サンドボックス

といったところです。

他のデータベースと比べて、きめ細やかな権限設定ができることや、簡単にワークフローが設定できることが大きな特徴です。

各メニューの使い方は、Salesforce CRM及びForce.comと同じなので、省略します。

○Force.comとDatabase.comの使い分け

Force.comとDatabase.comの使い分けは、以下のような感じかなあと思っています。

・Force.com

 業務システムのプラットフォームとして使いたい場合

 基本的にはデータベースとして使うが、バックエンド側のシステムとして、分析系の機能(レポート、ダッシュボード)やデータのメンテ画面も提供したい場合

・Database.com

 システムの一部として、純粋にデータの箱として使いたい場合

○データ操作方法

Database.comには、データの作成、閲覧、編集、削除ができる画面は用意されていないので、データの操作は、Developerforceが提供しているWorkbenchを利用しましょう。Database.comにログインした状態で、「Login with Salesforce」ボタンを押すと、ログインできます。

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○アクセス方法とToolkit

Database.comへは、お馴染みのForce.com APIの他、RESTful API、AOuthでアクセス可能です。既に、Java、Ruby、PHP、Android、iOSのToolkitが提供されているようです。このあたりの使い方については、いずれまた紹介したいと思います。

○価格体系

課金対象 無料となる範囲 追加料金
標準ユーザ 3ユーザまで 10$/1ユーザ・月
ライトユーザ なし 10$/100ユーザ・月
レコード数 10万レコード 10$/10万レコード
トランザクション数 5万トランザクション 10$/15万トランザクション

続きを読む "Database.comを使ってみた" »

2011年5月18日 (水)

Summer '11とJavaScript Remoting for Apex Controller

Summer '11のリリースが迫ってきました。

日本のユーザが利用するAP0インスタンスでは、日本時間で6月12日(日) 午前2時~7時にリリースされます。例によって、インスタンスごとにリリース日時は違いますので、AP0インスタンス以外のリリース日時は、ここで確認してください。

リリースノートはこちら

さて、Summer '11では、JavaScriptからApexコントローラを呼べるようになります
ソースコードはこんな感じ↓

Apex

global class MyController {
  @RemoteAction
  global static String satHello(String helloTo) {
    return 'Hello ' + helloTo + '!';
  }
}

JavaScriptから呼ばれるメソッドはglobalで定義し、RemoteActionアノテーションを付けておきます。

JavaScript

functionはApexコントローラのメソッド実行後に呼ばれるコールバック関数、resultはApexコントローラのメソッドの戻り値となります。

2011年3月 4日 (金)

項目セット

Spring '11から「項目セット」という項目をグループ化する機能が利用可能になりました(ベータ版)。

Visualforceページから項目セットを呼び出すようにしておくと、項目セットの設定を変更するだけで、Visualforceページに表示する項目の種類や並び順を変更することができます。Visualforceページのコードを変更しなくて済むのがポイントです。

○項目セットの利用方法

各オブジェクトの設定画面で、「項目セット」の新規作成画面を開きます。

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セットにしたい項目を、一番左の「<オブジェクト名> オブジェクト項目」で選択して、一番右の「項目セットで(翻訳が微妙ですが。。。)」まで移動して、保存します。

20110304_2

項目セットを呼び出すVisualforceコードと画面イメージはこんな感じ↓
$ObjectType.<オブジェクト名>.FieldsSet.<項目セット名> で、項目セットを呼び出せます。


  
    {!$ObjectType.Sokutei__c.Fields[f].label}
    ({!$ObjectType.Sokutei__c.Fields[f].type}):
    
  

public class SokuteiController {
    public Sokutei__c record {get; set;}

    private final Apexpages.Standardcontroller stdController;

    public SokuteiController(
               ApexPages.StandardController controller) {
        stdController = controller;
       
        record =
            [Select
                Shintyou__c,
                Taijuu__c,
                Kyoui__c,
                Zakou__c
            From
                Sokutei__c
            Limit 1];
    }
}

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2011年2月22日 (火)

散布図

Spring '11から散布図がグラフで利用できるようになりました。

散布図を利用するには、レポートビルダーをアップグレードする必要があります。

レポートビルダーをアップグレードするには、[設定] → [カスタマイズ] → [レポート&ダッシュボード] → [ユーザインタフェース設定]で、「レポートビルダーのアップグレード」セクションの「有効化」ボタンを押下します。

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○レポートビルダーをアップグレードする際の注意点

・アップグレード後は元に戻せません

・アップグレード後は、全ユーザがレポートビルダーを利用する設定となります
アップグレード前は、プロファイルでレポートビルダー権限を与えられているユーザは「レポートビルダー」を、与えられていないユーザは「レポートウィザード」を利用する設定になっています。

・アップグレード後は、[設定] → [個人設定] → [私の個人情報] → [個人情報]で、「アクセシビリティモード」をONにすることで「レポートウィザード」を利用できますが、詳細のフロート表示などのユーザインタフェース機能が利用できなくなります。

レポート作成に、レポートウィザードを利用したい方が多い場合は、アップグレードしない方が良さそうです。

○散布図の利用法

レポートビルダーをアップグレードすると、グラフの選択画面の一番右に「散布図」が表示されるようになります。使い方は、他のグラフと同様のため、迷うことはないでしょう。

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2011年2月17日 (木)

条件ベースの共有ルール

Spring '11がリリースされたので、条件ベースの共有ルールを早速使ってみました。

条件ベースの共有ルールを利用できるのは、
・取引先
・ケース
・取引先責任者
・商談
・カスタムオブジェクト
です。
利用できないオブジェクトもあるので、ご注意を。

[設定] → [セキュリティのコントロール] → [共有設定]で、共有ルールの新規作成画面を開くと、以前と比べて「ルールタイプの選択」というセクションが増えています。ここで「条件に基づく」を選択すると、↓のような画面となります。

20110217_1

試しに、取引先の評価が「Hot」だったら、営業部ロールに共有するという共有ルールを作ってみます。

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早速、評価が「Hot」の取引先を作成すると、営業部ロールに共有されました。

20110217_3

評価を「Hot」以外にして保存すると、営業部ロールへの共有が外れました。

20110217_2

上記のように、共有ルールの条件を満たさなくなった場合は、共有を外してくれます

2011年1月27日 (木)

Spring '11 新機能

Spring '11のリリースが迫ってきました。

日本のユーザが利用するAP0インスタンスでは、日本時間で2月13日(日) 午前3時~8時にリリースされます。例によって、インスタンスごとにリリース日時は違いますので、AP0インスタンス以外のリリース日時は、ここで確認してください。

リリースノートはこちら

というわけで、今日はガバナ制限の緩和以外で、Spring '11の気になった機能をご紹介。

条件ベースの共有ルール

共有ルールに、オブジェクトの項目値の条件を指定することが可能になります。
この機能によって、例えば、選択リストで「Hoge」が選択されたレコードのみ、「Foo」ロールに共有する、といったことが可能になります。

今までは、この手の要件はApexで開発するしかなかったので、嬉しい機能ですね。

20110127_1

Google Chromeサポート

Google Chromeが公式にサポートされます。

Visualforce関連

Dynamic Binding
 ↓のような、動的なバインディングが可能になります。

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インライン編集
 インライン編集が可能なフィールドを開発可能になります。

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トランスレーションワークベンチ インポート/エクスポート

トランスレーションワークベンチで、インポート/エクスポートが可能になります
トランスレーションワークベンチは、動作が重かったので、これで快適に翻訳作業ができるようになります。

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Scatter Chart

レポートで、新しいグラフ形式として、「散布図」が選択可能になります。

20110127_5

Chatter関連

・ダッシュボードがChatterに対応
 ダッシュボードにもChatter投稿できるようになります。
 また、ダッシュボードのスナップショットを投稿できるようになります。

20110127_6

・Chatterトリガ
 Chatter投稿時に起動するトリガを開発できるようになります。

電子メールアラートの制限導入

最後に残念なニュース。ワークフローや承認プロセスで送信する電子メールアラートは、これまで送信数の制限が設けられていませんでしたが、悪用を防ぐために、Spring '11から、1日の送信数に制限が設けられます。制限は↓の通り。

・1000通/ユーザ・日
・200万通/組織・日

2011年1月18日 (火)

ガバナ制限がSpring '11で緩和されます!

Spring '11ガバナ制限が発表されました(Spring'11でのガバナ制限はこちら)。

まず、今までは「トリガ」「匿名ブロック、Visualforceコントローラ、WSDLメソッド」「Testコード」によって制限値が異なっていましたが、全コンテキスト共通の制限値になり、制限の一覧表がかなりすっきりします。

そして、

SOQLクエリで取得可能なレコード数50,000 に緩和
DMLステートメントの発行可能数150 に緩和

と、一番厳しい制限だったところが、大幅に緩和されます。
これでかなりプログラミングが楽になりそうです。

以下に一覧を記載します。

○Spring '11 ガバナ制限一覧

制限対象 制限値
SOQLクエリの発行可能数 100
SOQLクエリで取得可能なレコード数 50,000
SOSLクエリの発行可能数 20
1SOSLクエリで取得可能なレコード数 200
DMLステートメントの発行可能数 150
DMLステートメント、承認プロセス、「ゴミ箱を空にする」で処理可能なレコード数 10,000
実行されるコードステートメント数 200,000
合計ヒープサイズ ※1 3MB
トリガで再帰的に実行されるApexの深度 16
Forループで使用するリストのバッチサイズ 200
Webサービスメソッドの実行可能数 10
コールアウト(HTTPリクエスト またはWebサービスの呼び出し)可能数 10
コールアウト(HTTPリクエスト またはWebサービスの呼び出し)の合計リクエスト可能時間 120秒
1Apexスクリプトで呼び出し可能な@futureアノテーションのメソッド数 10
コールアウト(HTTPリクエスト またはWebサービスの呼び出し)のリクエスト/レスポンスの最大サイズ 1MB
sendEmailメソッドの実行可能数 10
describesの実行可能数 ※2 100

※1 バッチApexのヒープサイズは6MB、電子メールサービスのヒープサイズは18MB。
※2 describesは、ChildRelationshipオブジェクト、RecordTypeInfoオブジェクト、PicklistEntryオブジェクト、fieldsメソッドを含む。

2010年10月 3日 (日)

API参照名が項目一覧に表示されるようになりました

日本時間で10月2日の12~19時ぐらいの間に、NA1、NA6、NA7のインスタンスにWinter '11の機能がリリースされました。

早速ログインしてみたら、項目一覧にAPI参照名が表示されるようになってました

20101003_1

たったこれだけですが、開発者にとってはかなり嬉しい機能かも。API参照名を知りたいことはよくあるので、クリック回数が減りますし、一覧で見ることができると何かと便利です。

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